Kalshiの暗号資産マーケットのウィンドウとシリーズを解説
Kalshiの暗号資産ティッカーは一見すると難解です。本記事では、各シリーズがどのマーケットウィンドウに対応するのか、そして狙ったカデンスのデータだけを取り出す方法を解説します。
Kalshiは暗号資産マーケットを、資産ごとにいくつかのシリーズで整理しています。15分間の上昇/下落を予測するシリーズ(KX{ASSET}15M)、しきい値シリーズ(KX{ASSET})、方向性シリーズ(KX{ASSET}D)です。1つのしきい値シリーズや方向性シリーズは、毎時(hourly)・日次(daily)・週次(weekly)のマーケットを同時に走らせます。そのため、あるマーケットのウィンドウはシリーズだけで決まるものではなく、個々のマーケットが持つ属性であり、market_typeフィールドに格納されています。DepthFeedはこのウィンドウを?type=フィルターとして公開しているため、狙ったカデンスのデータをそのまま取り出せます。
資産ごとのシリーズ
Kalshiが上場している暗号資産ごとに、ティッカーは一定のパターンに従います。{ASSET}を資産コード(例:BTC、ETH)に置き換えてください。
- KX{ASSET}15M — 15分間の上昇/下落シリーズ:資産が15分間のウィンドウで上昇するか下落するかを矢継ぎ早に問うマーケット。
- KX{ASSET} — しきい値シリーズ:「資産が水準Xを上回る/下回るか」というスタイルのマーケット。
- KX{ASSET}D — 方向性シリーズ。
ウィンドウはマーケット単位で、market_typeに格納される
しきい値シリーズと方向性シリーズはそれぞれ、毎時・日次・週次のマーケットを同時並行で走らせます。そのため、あるマーケットのウィンドウをシリーズだけから読み取ることはできません。Kalshiのmarket_typeフィールドが各マーケットの実際のウィンドウを保持しており、DepthFeedはこれをAPI上で?type=フィルター(15m、1h、24h、1w)として公開しています。
関連する落とし穴が1つあります。資産を識別する際は、ティッカーの部分文字列(substring)マッチではなく、シリーズのプレフィックスから判定してください。たとえばティッカー内で「bnb」を検索すると、無関係なコードにもヒットしてしまいます。シリーズのプレフィックス(KX{ASSET}…)こそが、資産を特定するための信頼できるキーです。
シリーズとウィンドウの早見表
| シリーズ | 走らせるマーケット | ウィンドウ(?type=) |
|---|---|---|
| KX{ASSET}15M | 15分間の上昇/下落 | 15m |
| KX{ASSET} | しきい値(上回る/下回る) | 1h · 24h · 1w |
| KX{ASSET}D | 方向性 | 1h · 24h · 1w |
データとバックテストでこれが重要な理由
マーケットのウィンドウをシリーズから読み取ろうとしたり、ティッカーの部分文字列マッチで資産を判定しようとすると、マーケットを誤ったバケットに振り分けてしまい、バックテストでは異質なもの同士(apples to oranges)を比較することになります。資産にはシリーズのプレフィックスを、ウィンドウにはmarket_typeフィールドを使えば、15分・毎時・日次・週次のウィンドウは7つの暗号資産すべて(BTC、ETH、SOL、XRP、DOGE、BNB、HYPE)にわたって正しく保たれます。
これらはすべて、yes/no両サイドの完全なオーダーブック(片側あたり最大100levels)とともに取得され、Kalshiの公開REST APIから継続的にポーリングされています。ライセンス取得済みのヒストリカルアーカイブは、同じシリーズをさらに過去へさかのぼって拡張します。
Key takeaways
- 01資産ごとのシリーズ:KX{ASSET}15M(15分間の上昇/下落)、KX{ASSET}(しきい値)、KX{ASSET}D(方向性)。
- 02しきい値シリーズと方向性シリーズはそれぞれ、毎時・日次・週次のマーケットを同時並行で走らせる。
- 03ウィンドウはマーケット単位 — シリーズからではなく、market_typeから読み取る(?type=:15m、1h、24h、1wで絞り込み)。
- 04資産はティッカーの部分文字列マッチではなく、シリーズのプレフィックスで識別する。
Kalshiの暗号資産ティッカーは一見すると難解です。本記事では、各シリーズがどのマーケットウィンドウに対応するのか、そして狙ったカデンスのデータだけを取り出す方法を解説します。
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